最先端マウスピース型矯正治療「インハウスアライ...
みなさまこんにちは。さわだ歯科矯正歯科です。
今回の矯正の患者様は右上の前歯が2本反対になっている患者様です。
11歳なので大人の全体的な治療が考えられましたが、前歯の2本だけ治して欲しいとのことでしたので院内で作製するアライナー(インハウスアライナー)を用いて前歯だけの治療を行ったケースです。
アライナーとは下記のようなマウスピースを用いて歯を動かしていく矯正装置になっています。これを何枚も作製して1週間毎、または10日毎に交換をして歯を徐々に動かしていく装置となっています。
患者I様
初診時11歳
主訴:前歯の反対咬合
口腔内写真
治療方針
問題点は①右上の前歯が2本反対咬合になっている②下の真ん中に隙間がある
この問題をインハウスアライナーで治療していくことといたしました。
8枚作製し交換頻度は1週間に1枚といたしました。
2ヶ月後には前歯の反対咬合は治っていましたがほんの少し下の前歯の隙間があったので追加で5枚作製し終了といたしました。
保定をあまり行わなくても後戻りは起こらないと判断して現在は保定装置は使用しておりません
短期間+アライナー治療ですので他人からわかりずらいということもあるので、とても満足していただけました。
コラム
インハウスアライナーについて
マウスピース矯正治療でインビザラインを耳にした人は多いと思いますが、インハウスアライナーは聞いた人がいらっしゃらないと思いますので御説明していきます。
インハウスアライナーとはその名の通り院内でマウスピースを作製するものとなっています。
逆にインビザラインはデータを海外に送り、シミュレーションを作製してもらい、そのシミュレーションがOKであれば承認を行いマウスピースが医院に送られてくるものとなっております。
インハウスアライナーのメリットとしては①マウスピースを最短で次の日に渡せる②材料費+委託費があまりかからずにコスト削減③マウスピースの設計・材料を自分で決めれる
この3つが大きなメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては可能かもしれませんがインビザラインと比べると大きく動かすことが出来ずに治せるケースが少ないといった点です。
現在子供の治療ではマイオブレースを用いて歯並びを悪くしている原因を取り除く治療を行っていますが、将来的にはマイオブレースで機能的に・インハウスアライナーで物理的に歯を動かして子供の治療だけで矯正治療を終えれるような人を増やせたら良いなと考えております。子供のマウスピース矯正治療も行っておりますので興味がある方がいましたらご来院ください。