歯医者が苦手な患者さんへ
今日は、歯医者さんが極端に苦手な人へ 歯科恐怖症 という病についてお話しします。
昔の歯医者は今よりずっと少なく、朝から歯医者の前に行列があるような時代。
医者が患者よりえらい、という時代背景もあり、強引に、痛くても我慢させられながら、有無を言わさず治療を受けた結果、歯医者に来ると鳥肌が立つ、どうしてと歯医者が苦手、怖くて震えてしまう、という方、少なくありません。
現代でも、治療時に嫌な思いをすると、もういかない、となるか、どうしようもなくなってから、来院されるか、となってしまいます。
歯科恐怖症になってしまった方ほど、こまめに歯医者さんへ来てほしいです。
歯の治療は、大掛かりになる程、あの、耳障りな音や振動、かかる時間も多くなっていきます。
僕は、色んな歯医者で勤めてきて、多くの歯科恐怖症の方をみてきました。
最初はどうしようもなく治療を怖がっていた患者さんも、しっかり話を聞き、その方にあったペースで、少しずつでも確実に治療を進めていけば、最後には、自信を持って来院できるようになります。
以下は、僕が先日まで担当していた、歯科恐怖症の方からもらったお手紙です。(掲載許可済)
ありがたいかぎりです。
こうして、少しずつ、嫌だった歯医者を克服し、自分の歯に自信を持っていただくことが、この仕事をしていて良かったな、と感じる瞬間です。